2014東京・中国映画週間 上映作品

『ブラザーフッド ―繍春刀―(仮題)』(原題:綉春刀)

監督:路暘(ルー・ヤン)
脚本:路暘(ルー・ヤン)、陳舒(チェン・シュー)
主演:張震(チャン・チェン)、劉詩詩(リゥ・シーシー)、王千源(ワン・チエンユエン)
ジャンル:時代/サスペンス/アクション
上映時間:111分

固い絆で結ばれた男たちに迫る巨大な陰謀とは・・・
 明朝末期の皇帝・崇禎が即位した後、権力を欲しいままにしていた宦官・魏忠賢が失脚し、それに伴い閹党一派は追われることとなる。そんな折、錦衣衛(明の禁衛軍の一つ)にその残党を捕える命令が下される。錦衣衛の盧剣星、沈煉、斬一川の3人は兄弟の契りを結び深い絆で結ばれた盟友。一番年上の盧剣星は出世を望み、二番目の沈煉は教坊司(宮廷音楽芸術を担う部署)の遊女・周妙?を密かに慕っていた。そして一番年下の?一川には誰にも言えない秘密があった。ある日、後宮の宦官・趙靖忠は彼ら3人に皇帝の命として都から逃亡しようとしている魏忠賢の暗殺を命じる。3人は魏忠賢の暗殺を成し遂げ、彼の首を持ち帰ることに成功。しかしこれは巨大な陰謀の始まりに過ぎなかった。3人の身に更なる危険が迫っていた・・・。

監督紹介: 路陽(ルー・ヤン)
映画監督。2007年北京電影学院卒業。2010年に初監督作品『盲人電影院』が釜山国際映画祭ニュー・カレンツ部門でKNN賞、ロシアのカザン映画祭で最優秀作品賞、中国の金鶏百花映画祭で最優秀新人監督賞を受賞する。2012年2作目となる『房車奇遇』が2012年釜山国際映画祭アジアの窓部門のノミネート作品となる。3作目となる映画『綉春刀』では邀張震、王千源、劉詩詩、李東学など人気の実力派俳優陣が出演。2014年8月に公開され高い評価を得た。