2014東京・中国映画週間 上映作品

『ジャッジ・アーチャー』(原題:箭士柳白猿)

監督:徐皓峰(シュー・ハオフォン)
脚本:徐皓峰(シュー・ハオフォン)
主演:宋洋(ソン・ヤン)、李呈媛(リー・チョンユアン)、趙崢(チャオ・ジョン)
ジャンル:ヒューマンストーリー/アクション/時代劇
上映時間:94分

孤高の武術者が生死を掛けた闘いに挑むカンフー・アクション!
 中華民国成立のその年、様々な武術流派が主権を争っていた混乱期、リーダーたちは武術に長けた者たちを自分の流派へ誘い込んでいた。武術流派間の揉め事を仲裁する“ジャッジ・アーチャー”である柳白猿も次第にその争いの中心へと巻き込まれていく。様々な豪傑たちが出現し、混血の美女・二冬と稀代の女優・月牙紅もそれぞれの思惑で彼に近づいてくる。二人の女の愛に挟まれ困惑する柳白猿。全ての陰謀の真相が白日のもとにさらされる時、武術流派による決戦と武術の達人による生死を掛けた戦いが幕を開ける!

監督紹介: 徐皓峰(シュー・ハオフォン)
武侠小説家、映画監督、脚本家。“硬派武侠小説の第一人者”と称される。北京電影学院監督科教授。『グランドマスター』(2013年、ウォン・カーウァイ監督)で脚本及び武術顧問を務める。ウォン・カーウァイ監督最新作の3Dカンフー映画『道士下山』(2014年)の原作者。『1987年的武侠』、『処男葛不塁』、『柳白猿別伝』など多くの武侠小説を執筆。初監督作品『刀のアイデンティティ』(原題:倭寇的蹤跡)が2011年ヴェネツィア映画祭に出品される。『箭士柳白猿』(2014年)は多くの哲学的シーンにもユーモアが溢れ、従来の武侠映画には無い独特のアクションシーンと画面の表情により新感覚の作品に仕上がっている。最新監督作品『師傅』を撮影中。