2014東京・中国映画週間 上映作品

『無人区』(原題:無人区)

監督:寧浩(ニン・ハオ)
脚本:述平(シュー・ピン)
主演:徐崢(シュー・ジョン)、黄渤(ホアン・ボー)、余男(ユー・ナン)
ジャンル:サスペンス/ヒューマンストーリー
上映時間:117分

辺境の地で男が最後に目にしたものは、人間の善か、それとも悪か?
 潘肖は豊富な法律知識と巧みな法廷テクニックを持つ、強欲な敏腕弁護士。彼は北西部での裁判へ赴き、国の保護鳥類であるファルコンを違法に狩り、また警察官殺害の罪に問われていた違法狩猟集団のボス・老大を無罪放免にする。老大は10日後に代金を支払うことを約束し、潘肖は担保として赤のセダンを受け取る。広漠とした北西部の原野から都会へ、車での長く危険な旅が始まる。道中はトラブル続きで、トラクターに乗った男たちとケンカになり負傷し車を破損したり、ヒッチハイクの青年をうっかり引き飛ばしてしまうなど散々な目に合う。潘肖はやっとのことで違法営業のガソリンスタンドに辿り着き、ここで働かされている一人の女と出会う。違法狩猟団の老大も後を追ってきて、彼の旅は更なる危険に脅かされるが・・・。

監督紹介: 寧浩(ニン・ハオ)
映画監督。北京電影学院在学中に撮影した短編映画『星期四星期三』(2001年)が北京大学生映画祭最優秀監督賞を受賞。山西省大同を舞台にした初の長編映画作品『香火〜インセンス』が2003年東京フィルメックスで最優秀賞を獲得した。2作目となる『モンゴリアン・ピンポン』(原題:緑草地)が東京国際映画祭アジアの風部門に出品される。2006年アンディ・ラウが投資し話題となった重慶が舞台のアクション・コメディー『クレイジー・ストーン 翡翠狂騒曲』が第43回台湾金馬映画祭で最優秀脚本賞、作品賞、監督賞にノミネートされ大ヒットを記録。2007年『クレイジー・レーサー』(原題:瘋狂的賽車)が興行収入1.2億元を記録し、台湾金馬映画祭で最優秀監督賞、最優秀視覚効果賞にノミネート。2013年『無人区』が第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた。最新作のロードムービー・コメディ映画『心花路放』は2014年9月に公開。