2014東京・中国映画週間 上映作品

『藍い骨』(原題:藍色骨頭)

監督:崔健(ツイ・ジエン)
脚本:崔健(ツイ・ジエン)
主演:趙有亮(ジャオ・ヨウリャン)、倪虹潔(ニー・ホンジエ)
ジャンル:ヒューマンドラマ
上映時間:101分

歌の中で家族は再び一つになる―。中国ロックの父・崔健初監督作品
 ネット小説家、地下ロック歌手、そしてプロのハッカーとして細々と活動している鍾華。生活のためレコード会社社長の使い走りをしながら、退屈で引きこもりがちな生活を送っていた。最近のラッキーなことと言えば売れない歌手の萌萌をナンパしたこと、そしてアンラッキーなことと言えば彼女が社長の愛人だったこと・・・。これが愛なのか欲なのか分からない鍾華は、ある種“返済”のために、彼女を売れっこにしてみせると社長に約束してしまう。そんな時、長い間音信不通だった父親から郵便物が送られてくる。その中には文化革命時代の驚くべき秘密の物語が隠されていた・・・。

監督紹介: 崔健(ツイ・ジエン)
ミュージシャン。中国ロック界のパイオニア的存在で、“中国ロック界の父”と呼ばれる。ポップスとロックをミックスした彼の音楽は中国歌謡界に革命をおこし、多くの人に影響を与えた。1986年、100人の歌手が参加する国際平和年の記念コンサートで『一無所有』を初めて披露し一挙にスターダムにのし上がった。映像作品ではシングル『快譲我在這雪地上撒点野』のミュージックビデオの制作を担当し、MTVアジア大賞を受賞。また映画では『北京バスターズ』(原題:北京雑種)、『鬼が来た』(原題:鬼子来了)、『初恋の来た道』(原題:我的父親母親)、『太陽照常升起』、『成都我愛[イ尓]』などの制作に携わる。『成都我愛[イ尓]』は第66回ヴェネツィア国際映画祭のクロージング作品に選ばれた。