52ヘルツのクジラたち

監督：成島出
脚本：龍居由佳里
出演：杉咲花／志尊淳／宮沢氷魚／小野花梨／桑名桃李
制作年：2024年
海外配給：ギャガ株式会社
上映時間：136分

あらすじ：
　傷を抱え、東京から海辺の街の一軒家へと移り住んできた貴瑚は、虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会う。かつて自分も、家族に虐待され、搾取されてきた彼女は、少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める。やがて、夢も未来もなかった少年に、たった一つの“願い”が芽生える。その願いをかなえることを決心した貴瑚は、自身の声なきSOSを聴き取り救い出してくれた、今はもう会えない安吾とのかけがえのない日々に想いを馳せ、あの時、聴けなかった声を聴くために、もう一度 立ち上がる──。

監督：成島出
　1961年生まれ、山梨県出身。1994年から脚本家として活躍した後、初監督作『油断大敵』(03)で藤本賞新人賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞。『八日目の蟬』(11)は日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を含む10部門を受賞する。その他、『フライ,ダディ,フライ』(05)、『孤高のメス』(10)、『聯合艦隊司令長官　山本五十六』(11)、『ソロモンの偽証　前篇・事件』(15)、『ソロモンの偽証　後篇・裁判』(15)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(17)、『グッドバイ～嘘からはじまる人生喜劇～』(19)、『いのちの停車場』(21)、『ファミリア』(22)、『銀河鉄道の父』(23)など多岐にわたるジャンルで、常に高く評価される作品を送り出している。







大分県大分市
　九州の東端、瀬戸内海を望み緑豊かな山々と青い海や川に恵まれた自然と、豊かな暮らしを支える全国有数の産業が融合（調和）する大分市。
　ニホンザルの生息地「高崎山自然動物園」、「大分マリーンパレス水族館　うみたまご」などの豊かな自然に囲まれた観光地はもちろん森林が持つ癒し効果を体感する「森林セラピー」もおすすめです。高崎山や霊山などの山々に囲まれた森林を歩くセラピーロードは10コースがあり、その全てが市街地から車で１時間以内と好アクセス。森を旅すれば、身も心もリラックスできること間違いなし。
　また、JR大分駅と中心部の商店街は隣接しているため、ゆっくり歩いて思いのままグルメを堪能できます。豊後水道で育った、「関あじ・関さば」や「大分ふぐ」はもちろん、「とり天」「りゅうきゅう」「鶏めし」「豊後牛」など、大分市自慢の味を存分に味わえます。温泉で身体を癒すのも忘れずに！遊ぶ！食べる！リラックス！三拍子そろった大分市、是非一度訪れてみてくださいね！

言えない秘密

監督：河合勇人
脚本：松田沙也
出演：京本大我／古川琴音／横田真悠／三浦獠太／坂口涼太郎
製作年：2024年
海外配給：ギャガ株式会社
上映時間：114分

あらすじ：
　ピアノ留学から帰国して伝統ある音楽大学に編入した湊人は、過去のトラウマのせいで思うようにピアノが弾けなくなってしまっていた。そんなある日、湊人は、取り壊しが迫った旧講義棟の演奏室で、神秘的なピアノを奏でる雪乃と出会う。美しい旋律に強くひかれた湊人は曲名を尋ねるが、雪乃は秘密だという。2人は自然とひかれ合い、湊人は雪乃の明るく純粋なピアノの演奏に触れるうちに、再び音楽と向き合うことができるようになっていく。かけがえのない日々を過ごす2人だったが、ある日突然、雪乃は湊人の前から姿を消してしまう。

監督：河合勇人
　1969年生まれ、愛知県出身。 2008年に映画『花影』で映画監督デビュー以降、映画監督のみならずドラマ演出家としても活躍。メガホンをとったドラマ「鈴木先生」（TX/11）では、ギャラクシー賞月間賞や日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門最優秀賞を受賞。近年の主な作品は、映画『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』シリーズ (19、21)、『総理の夫』（21）、『身代わり忠臣蔵』（24）、配信ドラマ「トークサバイバー」（Netflix/22,23）などがある。








長野県松本市
　移住したい県ランキングで人気の松本市。
　松本の象徴と言えば、なんといっても国宝「松本城」！
　1593～1594年にできた五重六階の天守は現存するものとしては日本最古と言われています。 江戸時代に松本城を中心に形成された城下町は、今でも市街地の基盤になっています。なわて通り商店街では武家屋敷長屋門風の建物が軒を連ね、古美術店やそば屋など昔ながらの店と、オープンカフェやレストランなどお洒落で新しい店が混在。タイムスリップしたような気分を味わえます。
　また日本有数の高原散策コースで知られる上高地は是非一度足を運びたいスポット。初夏から秋にかけては多くの観光客で賑わいます。草間彌生など、松本市出身の芸術家の作品を数多く収蔵展示する「松本市美術館」でアート体験もいいですね。
　また、城下町として栄えてきた松本には、そばやうなぎ、馬肉といった伝統のグルメがいっぱい！初夏を過ごすにはぴったりの旅行先です。

翔んで埼玉～琵琶湖より愛をこめて～

監督：武内英樹
脚本：徳永友一
出演：GACKT／二階堂ふみ
製作年：2023年
海外配給：株式会社ポニーキャニオン
上映時間：116分

あらすじ：
　東京都民から迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍によって自由と平和を手に入れた。麗は「日本埼玉化計画」を推し進め、埼玉県人の心をひとつにするため、越谷に海を作ることを計画。そのために必要な白浜の美しい砂を求めて和歌山へと向かう。そこで麗は、関西にもひどい地域格差や通行手形制度が存在しているのを目の当たりにする。そして大阪がめぐらせた陰謀が、やがて日本全土を巻き込む東西対決へと発展していく。

監督：武内英樹
　1966年生まれ、千葉県出身。90年、フジテレビ入社。95年に「剣道少女」で演出家デビュー。数々の人気作を手掛け、「神様、もう少しだけ」（98年）、「彼女たちの時代」（99年）、「電車男」（05年）、「のだめカンタービレ」（06年）、「デート～恋とはどんなものかしら～」（15年）ではザ・テレビジョンドラマアカデミー賞・監督賞を受賞。『のだめカンタービレ 最終楽章 前後編』（09・10年）で映画初監督を務め、『テルマエ・ロマエ』シリーズ（12・14年）、『今夜、ロマンス劇場で』(18年)、『劇場版 ルパンの娘』（21年）といった話題作を送り出す。『翔んで埼玉』（19年）では、第43回日本アカデミー賞最優秀監督賞。22年にフリーランスとなって、『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて～』（23年）を監督。待機作に『もしも徳川家康が総理大臣になったら』（24年7月26公開）『はたらく細胞』（公開未定）がある。






滋賀県
　自然と一体になる観光を満喫できる滋賀。琵琶湖畔でのゆったりとした散策、比叡山全域を境内とする国宝・延暦寺での歴史探訪、白亜三層の天守がオーラを放つ国宝・彦根城址といった名所が光ります。
　最近ではメタセコイア並木、びわ湖テラス、黒壁スクエア、ラ コリーナ近江八幡などフォトジェニックなスポットが増えて人気の行先になっています。
　琵琶湖では、「ミシガンクルーズ」でクルージングしたり、夏には海水浴ならぬ湖水浴をしたり、釣りや、SUP、カヌー、ウェイクボードなどの水上アクティビティもおすすめです。また、赤こんにゃく、近江牛、鮒寿司、焼き鯖そうめんなど滋賀県には全国に名を馳せるご当地グルメが盛りだくさん！
　どれから食べるか、何を食べるか迷ってしまいそう…。今年の夏は滋賀で決まり！

夜明けのすべて

監督：三宅唱
脚本：和田清人／三宅唱
出演：松村北斗／上白石萌音
製作年：2024年
海外配給：アスミック・エース株式会社
上映時間：119分

あらすじ：
　月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気カも失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていくニ人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。

監督：三宅唱
　1984年7月18日生まれ、北海道出身。一橋大学社会学部卒業、映画美学校フィクションコース初等科修了。監督作『ケイコ目を澄ませて』（22）が第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に正式出品され、また第77回每日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門などを受賞した。その他の監督作に、映画『Playback』（12）、『THE COCKPIT』（15）、『きみの島はうたえる』（18）などがある。









千葉県佐倉市
　佐倉市は千葉県の北部、下総台地の中央部に位置し、東京からは電車・車どちらを使っても約1時間と好アクセスながら、広大な湖沼の印旛沼を中心に、都心にはない豊かな自然が広がっています。
　江戸時代の城下町の名残が感じられる史跡や武家屋敷は歴史と時代を感じることができます。そのほか、キャンプ・きのこ狩りといったアクティビティなど、子どもから大人まで楽しめるスポットが盛りだくさん。家族・恋人・友達とも行ける万能さも魅力です。
　オランダ風車のある、佐倉ふるさと広場のもとには、チューリップ、ひまわり、コスモスと季節の花が咲き誇り、佐倉市民花火大会は大勢の人で賑わいます。近年では「美食の町」としても注目を集め、千葉県で知らない人がいないといわれるホワイト餃子はもちろん、お肉の食べ応え抜群のハンバーガー・地元の食材を使ったご当地パンなどの手軽に食べられるグルメから本格的な食事まで様々な美食を味わうことができます。

かくしごと

監督：関根光才
脚本：関根光才
出演：杏　中須翔真　佐津川愛美　酒向芳／安藤政信　奥田瑛二
製作年：2024年
海外配給：名古屋テレビ放送株式会社
上映時間：128分

あらすじ：
　絵本作家の千紗子（杏）は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵（奥田瑛二）が認知症を発症したため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年（中須翔真）を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始めるのだった。 次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく三人。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった─。

監督：関根光才
　映画監督・映像作家。2005年に初監督の短編映画『RIGHT PLACE』を発表、ニューヨーク短編映画祭の最優秀外国映画賞などを受賞。翌年、英レインダンス映画祭のために監督したトレイラー作品と共に、カンヌ広告祭のヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを含む３部門で最高賞を受賞する。2018年に初の長編映画監督・脚本作品『生きてるだけで、愛。』が新藤兼人賞・銀賞、フランス、キノタヨ映画祭・審査員賞などを受賞。同年、ドキュメンタリー映画『太陽の塔』も公開。国連UNHCR協会と難民問題についての作品を発表し、2024年に公開となるドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』では衣服とゴミの問題に焦点をあてるなど、社会的なテーマ性を持つ作品も多く発表している。









長野県伊那市
　長野県南部に位置し、二つの日本アルプスに挟まれた谷間の町「伊那」。
　南アルプス・中央アルプスの山々に囲まれた緑豊かな都市で、スキー場や温泉施設など観光資源が豊富。また、自然あふれる景観は映画やテレビドラマの舞台に使用されることも多く、聖地巡礼の地としても人気があります。 伊那市に来たらまず食べてほしいのが秘伝のソースをくぐらせたカツを乗せた信州のご当地グルメとして知られる「ソースかつ丼」、信州蕎麦発祥の地と言われる伊那では、各地に数多くの蕎麦屋が点在しており、店舗ごとに独自の味が楽しめます。
　市域東部の山間にある「高遠城跡」も伊那市を代表する観光スポット。武田信玄の南信濃における重要拠点で、1582年（天正10年）には織田信長軍との「高遠城の戦い」が繰り広げられました。今日では「高遠城址公園」として整備されており、桜の名所としても知られています。
　自然豊かで温泉にも恵まれる伊那、都会の喧騒を忘れ一息つきに訪れてみてはいかがですか。