今年は、日中平和友好条約が1978年8月12日、北京で締結されてから35周年になります。昨年は日中国交正常化40周年の記念すべき年でしたが、困難な問題が生じたため、両国の間には試練が続いています。しかし、「明けない夜はない」という言葉もあるように、私たちは今年も日中間の文化交流活動に、微力ではありますが、精一杯の努力を傾けていきます。両国の間に、やがて身も軽く心楽しき日々が訪れることを強く信じているからです。
今年も、中国国家ラジオ映画テレビ総局、テレビ管理局との共催で、「日中友好映画祭」を開催します。6月には「2013上海・日本映画週間」として、10月には「2013日本・中国映画週間」として、それぞれ計画しています。
映画は観ている人の心に直接訴えかけてくる「総合芸術」と言われています。「日中友好映画祭」は、両国の人々の心情が分かり合える機会を提供する貴重な場でもあり、映画を通して相互の理解が促進されることを念願しています。お互いの映画を鑑賞することで、人生を豊かにするチャンスが生まれるかもしれません。そんな「化学反応」が期待できるのも映画の効用でしょう。
こうした私たちの思いをご理解いただき、今年も皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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