「愛のしるし」(中国タイトル:《秋之白华》) The Seal of Love 2011年/105分/Color
監督:霍建起
主演:竇驍、董潔、郭家銘
あらすじ: 魯迅と交流があった建国の英雄であり、中国共産党の初期最高指導者の1人である瞿秋白と、妻の楊之華、2人の出会いは上海大学から始まった。瞿秋白は教務長兼社会学科の主任、楊之華は彼の学生だった。楊之華は救国済民を志し田舎から上海に出てきた、その当時としては先進的な考えを持つ女性であった。そして教授である瞿秋白の才能や風格は彼女の心を虜にした。この時、楊之華は夫・沈剣竜との人生の価値観の違いに失望しており、瞿秋白と妻・王剣虹の仲睦まじさを羨ましく思っていた。それゆえに楊之華は全身全霊を勉学と革命に捧げ、遂には中国共産党の一員になる。
1924年、結婚7ヶ月で王剣虹が21歳の若さで結核を患い病死するが、その二日後には、瞿秋白は悲しみを堪えて教壇に立つ。様々な革命運動に参加していた瞿秋白は身を潜めて活動をしなければならなったが、その時、外部と瞿秋白との連絡責任者を楊之華が担当する。師弟の間に戦友同士の感情が生まれ、次第に愛情へと変わっていった。上海での労働運動が盛んな中、楊之華は瞿秋白に自分の気持ちを打ち明ける。
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