「日中友好映画祭実行委員会」理事長コウチュウがオープニングでの挨拶内容を
  一部掲載させていただきます。

耿忠
コウチュウ

 皆さん、こんばんは。日中友好映画祭実行委員会のコウチュウと申します。今年の「中国映画週間」は「愛情」をテーマとした”新愛恋時代”として開催します。  上映する11本の新作映画は全部ラブストーリです。今、日中の間は様々の問題で、お互いの関係は今までなかった深刻な状態になっておりますが、両国の国民の感情まで深く傷付けたのは、誰もが心痛むことです。私たちは一刻でも早く以前のような友好関係に回復できるよう、心から願っております。そして、こういう時にこそ文化交流が大事だということは皆様も十分ご存知だと思います。私たち「日中友好映画祭実行委員会」も皆様のご支援とご協力の元で、7年前から毎年6月に北京と上海で日本の映画を中国のみなさんに紹介し、「上海国際映画祭」の一環イベントとして、「日本映画週間」を行い、毎年10月に、「東京国際映画祭」提携企画として、「中国映画週間」を日本で実施して参りました。今年の「中国映画週間」は日中関係が不安定な状況中での開催となり、元々来日予定していた中国著名な監督と俳優さんたちが全員来れなくなったのは、非常に残念に思います。しかし、中国の役者と監督たちは日本の中国映画ファンの皆様に対する愛情が変わりません、自分たちが制作、出演していた「中国映画」を是非日本の観客に観ていただきたいと期待しております、そして、またいつかきっと日本に来て、みなさまとお会いできるように信じております。
 私たち日中友好映画祭実行委員会も、日中の映画ファンと一緒に力を合わせて、映画を通じて日中の人々の考え方や、感情を理解し、両国の間にある様々な障害を乗り越えて、共に揺ぎない友情の絆を築きたいと思います。ここで、主催者を代表いたしまして、本日ご来場の中国映画ファンの皆様、そして今までずっと応援していただいた日中政府関係者、各企業、友好団体の皆様に深く御礼を申し上げます。皆様がいたからこそ、日中映画祭が毎年継続することができました。これからも力を合わせれば、きっといろんな困難を乗り越えて、中日の映画交流を続けて行けると確信しております。本当にありがとうございます!